紙写真をデータ化する際の解像度

紙写真をデータ化する際の解像度



データの解像度とピクセル数って

画像データdpi/ppiの単位で表されます

画像データの解像度はdpiもしくはppiで表されます。 こちらは1インチ(25.4mm×25.4mm)内をいくつのドット/ピクセルで作られているかという事になります。 例えば72dpiですと1インチ内を72個のピクセルで作られているという事になり 300dpiの場合は1インチ内を300個のピクセルで作られていることからより精密であることがわかります。 こちらでは写真をスキャナーでデータ化したあと、再度プリントを行う場合に どの程度の解像度が必要かなどに重点を置いて紹介させて頂きます。


解像度の計算方法


高解像度・低解像度とは

例えば一般的な写真Lサイズ(127mm×89㎜)を300dpiで出力したい際に必要なピクセル数を計算するには
長さ÷(1インチ25.4)×解像度(300dpi)=(ピクセル数)となりますので
127mm÷25.4×300=1500px
89mm÷25.4×300=1051px
となり、Lサイズの画像を300dpiでプリントするには1500×1051pxが必要となります。

逆に例えば1000×1000px画像があるとして300dpiで出力した場合は
1000px×25.4÷300dpi=84.7×84.7mmのプリントになるという事がわかります。 写真屋さんの銀塩プリンターなどは320dpiを使用している場合が多いので ほぼこちらのピクセル数があれば写真プリントには充分といえます。


大判印刷に必要な解像度


A3プリントなどの場合はどうでしょうか

それではA3サイズのプリントなどの場合はどうでしょうか?
A3サイズ(297×420mm)の場合は
420mm÷25.4×300=4960px
297mm÷25.4×300=3507px
となります。

ちょっと脱線しますがデジタルカメラの場合に1000万画素などカメラの画素数というのを目にすることがあるかと思いますが こちらも画素数が大きいほど高解像度になるわけですが こちらの計算は単純にピクセル数(縦)×ピクセル数(横)となりますので A3サイズの場合は4960×3507=17394720(約1700万画素)となります。

A3サイズのプリントをするにはデジカメは1700万画素ないとダメなのかといいますと 拘れば大きい画素数に越したことはありませんが、目で見て違いが判るという範囲は また別で1000万画素強あれば十分に見るに堪える写真になるかと思います。



プリント解像度一覧


プリントサイズ別の解像度一覧

解像度/サイズ L(89×127mm) 6PW(203×305mm) A3(297×420mm)
72dpi 252×360px 575×864px 841×1190px
300dpi 1500×1051px 2397×3602px 3507×4960px
640dpi 2242×3200px 5114×7685px 7483×10582px



TWAINスキャナーの設定


スキャナーで写真を読み込む

スキャナーで写真を読み込む際には EPSONの場合(TWAINアプリ)からスキャナーソフトを起動します。 選択項目の中に解像度とあり75/100/200/300/600/1200のような項目の中から 選択してスキャンする形となります。


記事の著者「写真スキャンのPAM」


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